電力変換回路の多くは、回路に含まれるスイッチングデバイスの切り替え動作に応じて、複数のサブシステムが切り替わる断続動作特性を有しています。このスイッチング動作に伴う非線形性や回路パラメータの変化に応じて、電力変換回路には様々な非線形現象が生じることが知られています。一般に、回路設計においては電流・電圧リプルが小さくなるよう設計することが定石です。回路に生じる非線形現象は電流・電圧リプルを増加させるため、回路設計に制限を与えることとなります。そこで、カオス制御理論を応用し、電力変換回路の動作を安定化させ、電流・電圧リプルを低減させる制御手法を構築しています。

必要とされるスキル

• プログラミング
• 微分方程式
• 回路設計