基礎研究
クリーンエネルギー発電デバイスやソフトスイッチングを導入した電力変換回路に注目し、スイッチング周波数、制御ゲイン、抵抗値、電源入力特性等の回路パラメータを変化させた際の回路動作を広いパラメータ空間で可視化する回路シミュレータの開発を行っています。回路シミュレーションを通して解析対象回路の定性的性質を解明し回路理論の発展に寄与すると共に、最適な回路パラメータを決定し回路設計にフィードバックしています。
応用研究
クリーンエネルギー発電デバイスに接続する電力変換回路を設計開発しています。例えば、エンジン排気ガスや工場排熱を電気に回生し、バッテリーを充電したり電池交換不要な環境発電電源を開発しています。これらの応用取組においては、ノイズや振動など、実使用環境固有の影響を強く受けた回路動作も観測されます。応用研究によって得られた新たな発見は、基礎研究へとフィードバックし、より現実に即した現象解析へとつながっていきます。